USDZファイルとは?
要点: USDZファイルは、PixarのUniversal Scene Description(USD)をもとにした3Dモデルを、無圧縮のzipファイル1つにまとめたものです。AppleがAR Quick Look用に採用しており、アプリをインストールしなくても、iPhone、iPad、Apple Vision ProでARとして開けます。
USDZの中身
USDZはコンテナです。中には、USDシーン(通常はバイナリの.usdc形式、まれにテキストの.usda形式)と、使用するテクスチャ(主にPNGやJPEG画像)が入っています。アーカイブは圧縮されておらず、ファイルはメモリ上で整列されているため、スマホは展開せずに直接読み込めます。
USD自体はPixarが、映画制作のツール間でシーンをやり取りするために開発しました。AppleとPixarは2018年のiOS 12で、AR向けのzip形式USDZを発表しました。2023年からは、Pixar、Apple、Adobe、Autodesk、NVIDIAなどが創設メンバーのAlliance for OpenUSD(AOUSD)が開発を進めています。
USDZを開けるデバイス
| デバイス | USDZを開ける? | 方法 |
|---|---|---|
| iPhone、iPad(iOS 12以降) | はい | Safari、メール、メッセージ、ファイルアプリでタップすると、AR Quick Lookで開きます。 |
| Apple Vision Pro | はい | Quick Lookで、自分の空間に表示されます。 |
| Mac | はい(3D表示のみ、ARなし) | Quick Look(Finderでスペースキー)またはプレビューで開きます。 |
| Android | 標準ビューアなし | 同じモデルのGLB版をScene Viewerで表示します。 |
| Windows | 標準ビューアなし | BlenderなどUSD対応アプリか、GLB版を使います。 |
USDZファイルの作り方
- 写真、絵画、ポスターから:JPGからUSDZへのコンバーターにアップロードし、実際のサイズを入力します。そのサイズの平面USDZが数秒でできあがり、GLBも付いてきます。
- 実物から:対象の周りをゆっくり動画撮影し、動画から3Dを使います。フォトグラメトリーで、テクスチャ付きの3Dモデルとして再構築されます。
- 既存の3Dモデル(OBJ、glTF、FBX)から:MacのApple Reality ConverterやBlenderなどの3Dツールを使います。元が画像なら、当サイトのUSDZコンバーターが使えます。
USDZのサイズと品質のコツ
- スマホで素早く読み込めるよう、テクスチャは長辺2048 px以下にします。
- 実寸が重要です。AR Quick Lookは、ファイルに保存されたサイズでモデルを表示します。スケールが違うと、部屋の中で違和感が出ます。
- 平面のアートは壁に、立体物は床に配置します。当サイトのコンバーターが自動で設定します。
よくある質問
USDZは何の略ですか?
USDはUniversal Scene Descriptionの略です。Zは、zipアーカイブにまとめられていることを表します。
AndroidでUSDZファイルを開けますか?
直接は開けません。AndroidにはUSDZの標準ビューアがありません。同じモデルのGLBファイルを使ってください。当サイトのコンバーターは、常に両方を出力します。
USDZとGLBは同じですか?
いいえ。どちらも1ファイルの3D形式ですが、USDZはAppleのAR形式で、GLBはAndroid、ウェブ、多くの3Dエンジンで使われるglTFのバイナリ形式です。
MacなしでもUSDZを作れますか?
はい。jpgtousdzはどのパソコンやスマホのブラウザでも動作し、写真や動画からUSDZを作成できます。